教育資金

兄弟揃って同じ保険に入ったほうが良い?

学資保険を選ぶ基準としてまず参考にしていきたいのが返戻率です。
なぜなら、学資保険は将来必要になる子供の教育資金作りのために利用するものだからです。
もしもこの返戻率が非常に低いとか、100%を切っていて元本割れしてしまっているというような場合には、何もあえて学資保険に加入しなくても定期預金などで資金作りをしていけば良いのではないか、というふうにも考えられます。
せっかく学資保険で資金作りをしようというからには、やはり返戻率は高いに越したことはないのです。

そしてこの返戻率はその時々によって違ってくる可能性があります。
同じ保険のプランであっても保険料の見直しなどがあれば、当然返戻率にも影響が出てくるからです。
そのため、上の子がA社の学資保険でとてもお得なプランだったからといって、次に生まれた兄弟も同じA社の保険にそのまま加入するというのは損になってしまう可能性も出てきます。
ですから、その時々でどの保険が最も適切か?ということをきちんと比較検討していく必要があります。

年の離れた兄弟であればなお更です。
しかし、中には兄弟で同じ学資保険に加入することでお得になるものもあります。
それは兄弟割引のある学資保険です。
こうしたサービスのあるものは多くはありませんが、上手に利用することでよりお得に資金作りに役立てることが可能です。

ですから、兄弟が多いという家庭の場合にはおすすめできるプランです。
ただし、兄弟割引で加入した方が良いのか、より返戻率の高い学資保険に加入した方が良いのかということについては、よく検討しなければいけません。
また、兄弟で同じ保険に加入しておくことのメリットとしては、同じ担当者にお願いできるということや手続き・管理などの手間を省くことが可能というようなものもあります。
しかし、学資保険に貯蓄性の高さということを求めるというのであれば、必ずしも兄弟で同じ学資保険を選ぶということが最適になるとは限りません。
よく検討して決定するようにしていきましょう。

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