教育資金

生命保険とは何が違うのか

学資保険の他にも保険の中には貯蓄をしていけるタイプのものがあります。
その代表的なものが生命保険です。
生命保険も万一の時に保険金が受け取れるというだけでなく、定期的に現金が受け取れたり満期保険金を受け取れたりするものがあります。

そのため、貯蓄性があるという点では学資保険と生命保険は似ているのです。
しかし、学資保険と生命保険ではその目的が違います。
まず学資保険の場合には子供の教育資金を積み立てることがその主目的となっています。
そのため、満期保険金の受け取り時期も進学などに合わせた年齢で設定されていることがほとんどです。

そして、子供がいなければ契約することができません。
将来的に子供が欲しいので加入したいと考えていたとしても、今子供がいるか妊娠後期でない限りは保険に加入できないのです。
一方、生命保険は子供がいなくても加入することができます。
契約者は夫ということが多いかもしれませんが、妻ももちろん加入できますし両方加入ということも可能です。

生命保険は教育資金を貯めるのが目的ではなく、契約者が死亡してしまった後の遺族の生活を支えることが目的となっていますので、満期保険金を受け取れる時期も学資保険のように子供の年齢に合わせて設定されているわけではありません。
そのため、教育資金にも使えるようにしたいという場合には、子供の年齢を考え合わせて保険料の払い込み期間を設定しておかなければいけません。
学資保険と生命保険は、このように貯蓄性があるという点では共通していますが、その目的が違うため様々な点で違いがあります。

もしも既に子供がいるという場合には、学資保険の方が教育資金の計画を立てるのに利用しやすいと言えるかもしれません。
しかし、家族全体の保険料や保障内容について考えていくと、生命保険もあわせて上手に利用していきたいものです。
どちらの保険にもメリット・デメリットがありますので、より自分の家庭に合ったプランを考えていくことが大切であると言えるでしょう。

Copyright(C) 2013 子供の進学に備えて All Rights Reserved.