教育資金

将来の教育資金のための学資保険

学資保険は子供の将来の教育資金を貯めるために利用するという人が多くいると思います。
そうした目的で利用する場合には、まず返戻率ということがとても大切になってきます。
返戻率というのは、払い込む保険料の総額に対してどれだけ満期保険金を受け取れるかという割合のことです。
返戻率が100%であれば、払い込んだ保険料の総額と同じ金額だけが満期保険金として受け取れるということになりますし、100%よりも高ければより多くの満期保険金を受け取れるということになります。

そのため、この返戻率ができるだけ高い学資保険を選んだ方が貯蓄性という点では優れているというふうに言えるのです。
ただし、もう1点大切なことがあります。
それはいつ満期保険金を受け取ることができる学資保険なのかということです。
例えば、大学進学時に受け取れるタイプや、中学・高校進学時にも受け取れるもの、大学院や留学の際にも受け取れるようなものまであります。

せっかくの学資保険でも、必要なときに満期保険金が受け取れなければ意味がありません。
必要な時に必要なだけ資金を受け取れるようにするためには、事前に教育についての計画を立てておいてそれに合わせた保険を選ぶということも大切です。
もしかすると、返戻率が多少低くなってしまう場合でも、受け取れる時期を考えるとそちらの方が向いているというようなこともあるかもしれません。
教育資金の用意ということを考えると、定期預金を利用するという方法もありますが、返戻率の高い学資保険を選ぶと定期預金よりも利率が高いことがほとんどです。

そのため、一見学資保険のみで教育資金を用意するのが良いように思えます。
しかし、学資保険は途中でその資金の一部だけを引き出すことができないというデメリットもあります。
そのため、学資保険だけで教育資金の全てを貯蓄しようと考えるのではなく、定期預金などをうまく組み合わせていくことが大切です。

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